歯の豆知識

2015年8月24日 月曜日

根っこの先にウミが溜まる?!

歯科医院で、「歯の根っこの治療をします」などと言われることがありますが、
歯の根っこの治療とは一体どんなものなのでしょう?これは「根管治療」とい
われるもので、根っこの中の虫歯菌に感染した神経や死んでしまった神経を
取り除き、根管内を清掃し、きれいになった根管内が再び汚染されないように
「根管充填剤」という詰めもので封鎖する治療法です。歯の根っこはその歯
によって本数も違い形も複雑です。よって治療には時間も手間もかかります
が、歯の土台になる部分ですのでシッカリと治療しておくことが大変重要です。
歯根嚢胞(しこんのうほう)に要注意!!

さて、歯の根っこの治療の途中で通院を止めてしまったり、処置が不完全
だったりすると、根管内に細菌が侵入・繁殖し、それが次第に根の先端から
押し出されて膿が溜まってしまうことがあります。これが、歯根嚢胞(しこ
んのうほう)という病気。病院に来られる患者さんにも比較的多い病気です。
こんな症状があったら、すぐに来院しましょう!
◆噛むと痛い、歯が浮いた感じがする・・・膿の袋の圧力が上がるため
◆歯茎におできができる・・・周辺を指で押さえると膿が出ることが!口臭の
  原因にも。
◆脈拍に合わせて痛む・・・膿の袋内部の圧力がどんどん高まっている急性
の状態です。また、症状は何も出ていなくても、レントゲン撮影してみると膿
の袋が発見されることもあります。
歯根嚢胞(しこんのうほう)は根の治療をしても改善できない場合もあり、最悪、
抜歯という事態も・・・。この歯根嚢胞(しこんのうほう)、実は、体のいろいろな
不調と関係していると、言われています。一説には、ある種の癌とも関係して
いると言われています。
 歯根嚢胞や神経を抜いてある歯を、抜くことにより様々な病気が治ったと言う、
報告が、アメリカでは多数されています。しかし、神経がすでに死んでいるか、
神経を取ってしまった歯に起こる病気なので、虫歯になっても軽度のうちに治療
をしていれば、この病気のリスクは減るはずです。重大な事態になる前のこまめ
な歯科検診が大切ですね。




投稿者 もり歯科医院