インプラント手術後すぐに入れ歯を装着できるのか?
福岡県北九州市小倉南区、もり歯科医院の森です。
今回は、インプラント手術後に入れ歯が使えるのか?ということについてご説明します。
まず、インプラントを入れた状態、入れて最終的にどういった状態になるかによって入れ歯を使う、使わないということは変わってきます。オールオン4やオールオン6のような、その日のうちに仮歯が入るケースであれば、その日のうちから入れ歯を使わない、使わなくても仮の歯が入っているという状態になりますので、基本的には入れ歯は使わなくてよい、ということになります。
最も多い治療法としては、入れ歯をインプラントで固定するインプラントの手術をするという場合は、専門的にはインプラインプラントオーバーデンチャーと言いますが、その場合入れ歯の下にインプラントを潜り込ませるような形になりますので、入れ歯がインプラントを手術した部位に当たったり、傷口を刺激すると、縫い合わせた傷が開いたり、インプラントが骨にくっつかない、というような事態が起きます。
そのため入れ歯はかなり大きく削って傷口を刺激しないような工夫をします。
したがって、入れ歯を大きく削ってる場合というのは、少し傷口が治るまで入れ歯が使いづらかったりということもありますが、患者様には入れ歯安定剤等を使っていただければ、基本的には食事ができないとか、入れ歯は入れられない、ということは避けることができると思います。
あともう一つ、追加で暫間(ざんかん)インプラントと言って最終的な本物のインプラントを入れる前に傷口が開いたりするのを防ぐために、暫間的に入れ歯が傷口を刺激しないようにするためのインプラント等もあるので、そういったものを追加で使わせていただけると非常に快適な状態で入れ歯が使えると思います
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